館山の魚介類

館山で海の幸を存分に味わえるわけ。

千葉県は海面漁業漁獲量全国第6位、イセエビなら漁獲高全国1位ということをご存じですか?
東と南を太平洋、西は東京湾と、三方を海に囲まれた房総半島は、暖流の黒潮と寒流の親潮が流れる格好の漁場。この恵みをうけ、館山をはじめ房総はまさに海の幸の宝庫。地元で獲れるから、活きのいいものを堪能できるのです。

館山で味わえる新鮮な海産物

鯵 アジ

赤身と白身の中間でクセのないアジ。「味がいいからアジと名がついた」という説もあるほど美味しく、刺身、塩焼き、フライ、どんな料理にも合います。

真鰯 マイワシ

弱いという漢字のとおり、水から揚げるとすぐに弱ってしまうイワシは鮮度が命。旬は5月から7月下旬と11月から12月で、丸々太って脂がのり、刺身にするとトロッとして最高に美味しくいただけます。煮たり、焼いたり、旨味が強いので煮干しにも重宝されています。また、ビタミンB2、B6、B12、D、E、鉄、カルシウムが豊富です。

鯖 サバ

青魚といえばこの魚。背部分に特有の斑文があり、目が大きいのが特徴。鮮度も目が澄んで、身は大きく締まって丸みがあるものが◎。
旬は10月から1月で、この時期のサバは脂がのっていて甘みがあります。塩焼き、味噌煮、唐揚げ、締めサバなど料理法もたくさん。昔は庶民的な魚の代表格でしたが、最近では高級魚になってきています。

鰤 ブリ(イナダ)

房総地域ではワカシ・イナダ・ワラサ・ブリと成長につれ呼び名が変わる出世魚。スーパーなどで売られているのはほとんどが養殖ですが、千葉県は天然物が多く水揚げされます。旬は冬11月から2月。脂がのり身がふっくらしていて、刺身、照り焼き、ぶりしゃぶ、ぶり大根など定番料理に。ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれています。

鯛 タイ

天津小湊の鯛にまつわる伝説など、千葉県とゆかりが深いことから「県の魚」に指定されているタイ。昔から、縁起の良い食材として祝い事などには欠かせない海産物として重宝されてきました。白身の引き締まった肉質は上品な甘みで、刺身、塩焼き、煮物など幅広い料理に使われます。

金目鯛 キンメダイ

水深200m〜800mに棲み、鮮やかな赤い体に金色に光る大きな目が特長のキンメダイ。「タイ」とつきますが異なる種類の深海魚。房総のものは通年脂がのっていています。刺身、干物、味噌漬け、粕漬け、酒蒸し、ムニエルなど料理も色々ですが、定番の煮付けがオススメ。

鰹 カツオ

房総のカツオは春から秋までとれ、特に勝浦・鴨川産の秋カツオは脂がのって有名。江戸時代には「女房を質に置いても初鰹を食う」という言葉がでてきたほど人気の魚です。身は刺身やたたき、内臓は酒盗(塩辛)、カツオ節などの加工品など重宝されています。身が大きく堅く締まり、腹の縞模様が鮮明なものが◎。

鮃 ヒラメ

白身魚の中では特に淡白で繊細な味わいで、ほのかな甘みと旨みがあります。特に背鰭と臀鰭付け根の部分の身は、えんがわと呼ばれ、脂ののった歯ごたえのある部位で珍重されています。房総では釣り人にも人気。

伊勢海老 イセエビ

千葉県の伊勢海老の漁獲高は日本一。高級食材として知られていますが、日本一の産地ということもあり、館山なら獲れたての活きのいいものをリーズナブルに味わえます。ぷりぷりの身は刺身、ソテーなどに。殻から出汁をとった味噌汁なども美味しいです。

栄螺 サザエ

昔から海女漁が盛んな房総では禁漁期の6月7月以外はほぼ一年中獲れ、名物として親しまれています。外房のサザエは貝殻が角状で、内房は角があまりないのが特徴。つぼ焼きや刺身、かき揚げやカレーなどのバリエーションも。ビタミン、 ミネラル分も豊富に含まれています。

鮑 アワビ

高級食材として珍重され、海女漁が盛んな房総の特産品。中でも、「黒あわび」は、市場では高値で取り引きされる特選素材です。刺身は身が締まってコリコリして、歯ごたえと磯の香りが楽しめます。踊り焼き、酒蒸し、ソテーなど火を通すとやわらかく、旨みにコクがでてきます。

鱸 スズキ

スズキはセイゴ・フッコ・スズキと呼び名が変わる出世魚。名前の由来は「"すすい"だように身が白いから」とも言われるほど透明感のある白身で、淡白な味わいです。日本料理だけでなく、フレンチやイタリアンなどでもよく使われています。

伊佐木 イサキ

旬は初夏で、この頃のイサキは麦わらイサキ、梅雨イサキとも呼ばれますが、冬場の房総のイサキも絶品。
身は淡いピンクがかった白身で、柔らかく脂がたっぷり。美味しい時期の刺身は、タイにも優るとも言われます。

秋刀魚 サンマ

その名の通り、秋を代表する魚。千葉県では銚子が全国有数の水揚げ量を誇っています。一年中スーパーなどで見かけますが、やはり旬の時期の太ってふっくら、張りがあるものが美味。脂がのっている時期は塩焼きが一番オススメ。

鮪 マグロ

鮮やかな赤身と、とろけるような脂のマグロは日本人なら皆大好きと言われています。市場には輸入物が多く出回っていますが、館山ではキハダ・ビンナガといった小型のマグロが獲れます。もちろん刺身が絶品。オススメです。

鯣烏賊 スルメイカ

房総で獲れるものは、たっぷりと栄養をたくわえ、モチモチと甘みがあります。刺身なら、新鮮なほど美味しくいただけます。ほぼ1日、天日干しにした一夜干しもやわらかく、お土産にも人気。

魳 カマス

塩焼きが最高に美味しい白身魚。上品な甘みがあり、ふわふわとした身は少し水気を多く含んでいるので、天ぷらやフライなど加熱した料理が◎。

太刀魚 タチウオ

館山では時々水揚げされる珍しい魚。名前の由来は、平たく銀色に輝く外観が太刀に似ているので太刀魚(タチウオ)という説と、立ち泳ぎするので立魚(タチウオ)という説がある。淡白な白身で、塩焼きやムニエルがオススメ。

梶木 カジキ

上顎が剣のように鋭く長く尖っているのが特徴で、舵をとる木をも貫くことからカジキ通しと呼ばれたという説があります。主に外房の銚子・勝浦で獲れます。身はきれいなピンク色で、脂は少なめだが甘みがあって美味。

翻車魚 マンボウ

珍しい回遊魚のマンボウも、房総では定置網などで時々獲れます。獲ってすぐがいちばん美味しく、鮮度が落ちると味も落ちてしまうので市場にはほとんど流通しない珍品です。

鹿尾菜 ひじき

「房州ひじき」は、太く柔らかいのが特徴です。定番の煮物や炊き込みご飯がオススメ。ミネラルや鉄分がとても豊富で、貧血予防にも効果的といわれます。

幅海苔 ハバノリ

時期は12月~1月。岩場に生え、葉が大きく厚いはばのりを一つずつ手摘みし、「海苔ず」に広げ数日間天日干してつくる、手づくりののり。磯の香りが豊かな味わいが楽しめます。焼いて細かく揉んで食べるのが通。